コンサルティング会社の序列とは?日系・外資系の序列・特徴を解説[PR]

「コンサルティング会社の序列(tier)には、どんな基準があるのか」
「日系・外資系それぞれのコンサルティング会社の序列は?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
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の順に解説します。
日系・外資系コンサルティング会社の序列について興味のある方に役立つ記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
コンサルティング会社の序列(tier)とは

コンサルティング業界では、コンサルティング会社の規模、ブランド力、プロジェクトの内容・規模・質によって算出された序列(tier)が存在します。
この序列はコンサルティング業界が公式に定めたものではありませんが、就職・転職先を決める際の目安となるだけでなく、キャリア形成の面でも重要な要素です。
序列ごとのコンサルティング会社の特徴
コンサルティング会社の序列(tier)は、tier1~3の3段階に分類されます。
tier1は世界市場で活躍する戦略系コンサルティング会社が中心です。
その中でも「MBB」と呼ばれる3社が挙げられます。
MBBとは、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン コンサルティング、ベイン・アンド・カンパニーの3社の頭文字を取ったものです。
tier2は、幅広い案件に対応できる総合系コンサルティング会社が中心です。
野村総合研究所などが該当します。
tier3は、専門分野や地域に特化した中堅のコンサルティング会社が中心です。
ドリームインキュベータや経営共創基盤が該当します。
序列が高いコンサルティング会社出身者の市場価値
tier1~3の序列が高いコンサルティング会社出身者の市場価値は自然と高く評価されます。
同じコンサルティング業界内の転職だけでなく、その他の業界の大手の日系・外資系企業、ベンチャーキャピタル、スタートアップ企業などのハイクラスポジションに転職できる可能性があります。
転職だけでなく、フリーランスのコンサルタントとして独立する場合も、その経歴からクライアントからの信頼を得やすく、高単価の案件獲得がしやすくなる可能性があります。
日系コンサルティング会社の序列

日系コンサルティング会社の規模・ブランド力のほか、有価証券報告書に記載されている平均年収額を参考に序列を設けました。
各社の特徴などを解説します。
前述したように、この序列は公式なものではなく、あくまでも「目安」です。
参考程度にお考えください。
ベイカレントコンサルティング
ベイカレントコンサルティングは、2014年に設立された日本初の総合系コンサルティング会社です。
総合系なので幅広い分野に精通していますが、特にIT・デジタル分野を得意領域としています。
設立から約10年という若い会社ということもあってか、ベンチャー企業のように主体性を重んじる社風があり、変化を恐れずに積極的に挑戦する意欲が求められます。
平均年収は1,349万円と高く、初年度から高収入が期待できるようです。
また、福利厚生も充実しているようです。
野村総合研究所
1965年に野村証券の調査部が独立して設立された日本初の民間シンクタンクです。
現在はシンクタンクならではの調査・分析能力を活かしたコンサルティングのほかに、金融・産業分野のIT、ITの基盤サービスの分野にも強みを持っています。
平均年収は1,321万円と高収入ですが、給与形態が年功序列の傾向が強いため、入社間もなくの年収はそれほど高くなく、在籍期間の長さが年収に比例するようです。
三菱総合研究所
三菱総合研究所は、三菱の創業から100年となる1970年に記念事業として設立されました。
新規事業の開発、科学技術分野に強みをもっています。
三菱グループ各社の出資によって設立されましたが、独立性を担保しながら、グループのネットワークを活用できるという特徴があります。
平均年収は1,080万円、入社初年度から高収入が得られるようですが、30代半ばまで給与は横並びと言われています。
ドリームインキュベータ
ドリームインキュベータは、元ボストンコンサルティンググループ日本法人社長の堀紘一氏によって設立された国際的な戦略系コンサルティング会社です。
新たな産業の創出と育成を行う活動に加えて、アジア各国に現地法人を展開して、日本企業の進出を支援しています。
平均年収は1,216万円、大卒初年度の年収が500万円以上、昇進とともに100万円単位の昇給が見込まれるようです。
経営共創基盤
経営共創基盤は、不良債権解消と産業の再生を目的として設立された産業再生機構のメンバーによって2007年に設立されました。
クライアント企業に常駐して現場の社員と協力しながら支援するハンズオン方式を採用し、経営コンサルティングとM&Aの支援に強みをもっています。
経営共創基盤は非上場企業なので有価証券報告書がないため、正確な平均年収は不明ですが、口コミなどの情報から1,080万円ほどと推測されています。
外資系コンサルティング会社の序列

次に外資系コンサルティング会社の序列を解説します。
こちらの序列も「日系コンサルティング会社の序列」と同じく、参考程度にお考えください。
ボストンコンサルティング
1963年に設立されたボストン コンサルティング グループは、ご紹介したtier1の「MBB」の1つです。
戦略系コンサルティング会社として、全世界に50カ国以上、90を超える拠点を擁しています。
近年はIT分野に注力しており、IT人材を大量採用しているようです。
日本には設立して間もない1966年に2つ目の拠点として進出し、現在は国内に4つの拠点を構えています。
推定平均年収は約1,410万円です。
A.T.カーニー
A.T.カーニーは、1926年にアメリカで設立された経営コンサルティング会社です。
全世界41カ国63の拠点を擁し、日本には1972年に進出しました。
アメリカの経済誌が毎年、発表している「フォーチュン・グローバル500」に掲載されている全世界の企業上位500社の約75%がA.T.カーニーのクライアントと言われています。
推定平均年収は約1,360万円、MBBに次いで入社難易度が高いと言われています。
ローランド・ベルガー
ローランド・ベルガーは、1967年にドイツのミュンヘンに設立されたヨーロッパ最大級の戦略コンサルティング会社で、全世界51カ国に拠点を擁しています。
自動車、機械、医薬品などの製造業の分野に特に強みがありますが、金融、運輸、情報通信などの分野でも豊富な実績を持っています。
推定平均年収は約1,310万円、ハイレベルなスキルが求められますが、それに見合う十分な報酬が期待できるようです。
マッキンゼー・アンド・カンパニー
マッキンゼー・アンド・カンパニーは、「MBB」の1社の経営コンサルティング会社です。
シカゴ大学の経営学教授ジェームズ・O・マッキンゼーが1926年に仲間とともに設立し、現在は世界65カ国に130の拠点を構え、3万人ものコンサルタントを擁しています。
DeNAの創業者・南場智子氏など、数多くの優秀な人材を輩出しています。
推定平均年収は約1,240万円と、ほかの外資系コンサルティング会社と同じように高収入が期待できます。
ベイン・アンド・カンパニー
ベイン・アンド・カンパニーも「MBB」の1社です。
ビル・ベイン氏によって1973年に設立されたベイン・アンド・カンパニーは徹底した「結果主義」を掲げた結果、経営コンサルティング会社として頭角を現し、現在は世界38カ国に63の拠点を展開し、日本には1982年に東京に拠点を構えています。
推定平均年収は約1,170万円、年収は他社よりも少し低めですが、成長できる環境と従業員から高く評価されているコンサルティング会社でもあります。
フリーランスコンサルタントの収入について

フリーランスコンサルタントの収入について解説します。
フリーランスコンサルタントの平均年収
フリーランスコンサルタントの平均年収は、これまでの職歴、職位、経験、スキル、専門領域などによって異なりますが、一般的に1,200万円~1,700万円がボリュームゾーンと言われています。
序列が高いコンサルティング会社出身者はクライアントから評価されやすく、高単価の案件を受注しやすいようです。
高単価の案件を継続して獲得できれば、会社員時代よりも稼働率が低くても、年収アップにつながります。
年収や案件の単価を上げるには?
年収アップを目指すには案件の単価を上げることを目指すだけでなく、手取り金額を意識することも必要です。
フリーランスの場合、交通費や通信費などの費用を経費として計上できるので、課税所得を抑えられます。
また、小規模企業共済などの活用も節税ができるだけでなく、将来の備えにもなります。
ほかにフリーランスコンサルタント向けのサイトを活用することで、高単価または継続案件が獲得しやすくなるため、収入の安定とアップにつながりやすくなります。
まとめ

繰り返しになりますが、本記事でのコンサルティング会社の序列は公式なものではありません。
序列が高いコンサルティング会社出身者はフリーランスコンサルタントになっても、市場価値は高く評価されます。
しかし、アピール次第でコンサルティング会社の序列に関係なく高評価を受けられるので、自身の強みを活かせるアピール方法を模索しましょう。
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